井内石
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雲のベンチ
「稲井石との出会い」
数年前、松島の瑞巌寺を訪れた際に、参道や様々な石碑に使われていた石が、石巻の井内石であると案内の方から教えていただいた。実は、私が育った東京でもこの石は見ていました。大きな板状の石に文字が彫られた忠魂碑です。あれも井内石だったんですね。薄い板状なのに割ったような肌を残した石は魅力的で、いつか自分の作品で使ってみたいと考えていました。今回、幸運にも井内石で制作する機会に恵まれて、「雲のベンチ」と名づけたファニチャーを作りました。彫刻材でよく使われる花崗岩や大理石と比べると、井内石は節理がはっきりしていて、加工の難しさはありましたが、滑らかできめ細かく、磨いた面は薄墨を流したような美しさと品があり、まさに日本の石という実感を得ました。
●彫刻家 前田耕成 略歴
1949 東京都生まれ
1973 多摩美術大学彫刻科卒業
1975 多摩美術大学大学院美術研究科修了
1978 イタリア政府給費留学生としてカラーラで制作('80まで)
現在 二科会会員 東北芸術工科大学教授

●個展
1980 TEATRO VERDI(イタリア・カラーラ)
1981 ギャラリー山口('83'87東京)
1989 愛宕山画廊('92東京)
1990 アルクスギャラリー(東京)
1994 ギャラリーせいほう('97・2000 '03・'07 '10東京)
2001 現代彫刻美術館(東京)
サイズ/大 500×1500mm
サイズ/中 450×1200mm
サイズ/小 400×700mm

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